アフィリエイトのジャンルは「自分の手持ち」で選ぶ|会社員の経験を生かす3つの軸

「アフィリエイトは、どのジャンルが稼ぎやすいですか?」

この質問に、確かな答えを出せる人はいないと思います。報酬単価の高い分野は競争も激しく、書き手の数も多い。逆に、競争の少ない分野は、そもそも広告が少ないこともあります。しかも状況は、広告主の事情や検索エンジンの変化で常に動いています。

だからこそ、会社員が副業でジャンルを選ぶときは、市場の噂より「自分の手持ち」から考えるほうが現実的です。この記事では、婚活や物販といった人気のジャンルも例に挙げながら、自分の経験や得意分野を生かしたジャンルの選び方を、3つの軸で整理します。

軸1:自分が「当事者」として語れるか

最初に確認したいのは、そのジャンルで自分が当事者だったことがあるかどうかです。実際に経験した人の記事には、調べただけでは書けない細部が宿ります。

紙に、次の3つの欄を作って書き出してみてください。所要時間は30分ほどです。

  • 仕事:今の職種、過去の部署、扱ってきた商材や業務ツール
  • 生活:引っ越し、転職、結婚、子育て、介護など、自分が通ってきた出来事
  • 趣味:3年以上続けていること、お金をかけてきたこと

たとえば、婚活のジャンルなら、自分が結婚相談所やマッチングアプリを実際に使い比べた経験があるかどうかで、書ける内容がまったく違ってきます。物販のジャンルでも、家電やアウトドア用品を実際に買って使い込んだ経験があれば、比較の視点に説得力が出ます。失敗した買い物の話も、立派な材料です。

逆に、経験がないのに「報酬が高そうだから」という理由だけで選んだジャンルは、ネット上の情報をまとめた記事になりやすく、読者にとっての価値を出しにくくなります。

書き出した中で、人から質問されることが多いものに印をつけておくと、次の軸で役に立ちます。自分では当たり前だと思っていることでも、まだ経験していない人にとっては知りたい情報です。印が3つ以上ついたジャンルがあれば、それが有力な候補です。

軸2:読者の「お金を使う場面」があるか

アフィリエイトは、読者が何かを買ったり申し込んだりしてはじめて成果になる仕組みです。経験があるジャンルでも、読者がお金を使う場面がなければ、紹介できる広告は限られます。

書き出した経験の一つひとつについて、「この悩みを持つ人は、解決のために何にお金を払うか」を考えてみます。

  • 資料作りに悩む人:ソフトウェア、書籍、オンライン講座
  • 在宅勤務の環境づくり:椅子、モニター、照明などの物品
  • 資格取得:通信講座、問題集、模試

候補が思い浮かんだら、実際にASPに登録して、そのジャンルにどんな広告があるかを確かめてみてください。広告の有無や条件は、検索して出てくる体験談より、ASPの管理画面のほうが正確です。登録料の有無はASPの公式サイトで確認できます。

広告があっても、自分が読者にすすめたいと思える商品があるかどうかも大切です。広告の一覧を眺めて、自分が実際に使ったことがある、または使ってみたいと思える商品が一つもなければ、そのジャンルで紹介文を書き続けるのは難しいかもしれません。

軸3:慎重さが求められるジャンルではないか

3つ目の軸は、リスクの確認です。お金、健康、法律に関わるジャンルは、読者の人生に大きな影響を与えるため、情報の正確さがとりわけ厳しく求められます。

たとえば、投資、保険、ローン、健康食品、美容、医療に関わる分野です。こうしたジャンルでは、法律で広告の表現が細かく規制されていることがあり、誤った情報を書けば読者に損害を与えかねません。本業でその分野の専門職に就いている人でなければ、最初のジャンルとしては慎重に考えたほうがよいでしょう。

婚活のジャンルも、読者の人生の大きな選択に関わる分野です。サービスの良し悪しを断定したり、成婚を約束するような書き方をしたりするのは避け、自分の体験と公式の情報をきちんと分けて書くことが大切です。

また、本業との関係も確認しておきます。勤務先の商品や競合他社の商品を紹介するのは、利益相反や守秘義務の観点から避けるのが無難です。

3つの軸で選んだら、10記事で確かめる

3つの軸を満たすジャンルが見つかったら、まずは広告を気にせず10記事書いてみてください。書いているうちに、ネタが尽きないか、書いていて苦にならないかが分かってきます。

10記事書いてもネタが尽きず、紹介したい商品も自然に思い浮かぶなら、そのジャンルは自分に合っている可能性が高いといえます。逆に、5記事目あたりで手が止まるなら、別の経験の欄に戻って選び直せばよいだけです。ジャンル選びは一度で決める必要はありません。書きながら確かめていくものだと考えると、最初の一歩が軽くなります。

選び直しになっても、書いた10記事が無駄になるわけではありません。書くことに慣れ、自分の得意・不得意が分かったこと自体が、次のジャンルでの財産になります。

次に開くなら

入口がまだぼやけているときは、診断か順番からで十分です。上限や止め時なら停止判断・記録、ツールと用語集も横に置いてあります。

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