副業が続く目標の立て方|結果と行動を分けるマインドセット

副業を始めた人のうち、どれくらいの人が1年後も続けているのでしょうか。正確な数字は分かりませんが、周りを見渡すと、始めたものの、いつの間にかやめてしまった、という話は少なくありません。私自身も、途中で手が止まった経験が何度もあります。

続かない理由は、才能や根性の問題とは限りません。目標の立て方、進め方、うまくいかなかったときの受け止め方。そこに、少しの工夫の余地があることが多いのです。この記事では、副業の目標を立て、続けていくための考え方を整理します。誰にでも当てはまる正解があるわけではないので、自分に合いそうなものを選んで試してみてください。

目標は「結果」と「行動」の二つに分ける

副業の目標というと、「月に〇万円」といった、収入の目標を立てる人が多いでしょう。もちろん、それ自体は悪いことではありません。けれど、収入は、自分ではコントロールできない要素にも左右されます。景気、相手の都合、プラットフォームの変化。努力しても、すぐに結果が出ないことはよくあります。

そこで、目標を「結果の目標」と「行動の目標」の二つに分けて考えます。

  • 結果の目標:半年後に、初めての依頼を受ける。1年後に、作品を〇点販売する
  • 行動の目標:週に2回、30分ずつ作業する。月に4本、ブログの記事を書く

結果の目標は方向を決めるためのもの、行動の目標は毎日の判断を楽にするためのものです。日々の評価は、行動の目標が達成できたかどうかで行います。結果がまだ出ていなくても、行動の目標を守れていれば、前に進んでいると考えてよいのです。

最初の目標は、驚くほど小さくていい

やる気がある最初の時期は、つい大きな目標を立てがちです。毎日1時間作業する、毎日ブログを更新する。けれど、本業が忙しい週が来ると、その目標はあっという間に崩れます。そして、一度崩れると、「もうだめだ」と感じて、やめてしまうことがあります。

最初の目標は、「これなら疲れていてもできる」と思えるくらい、小さくて構いません。1日5分だけ作業する、週に1回だけ記事の見出しを考える。小さな目標でも、続けているうちに、作業が生活の一部になっていきます。慣れてきたら、少しずつ大きくしていけばよいのです。

作業をする時間と場所を、あらかじめ決めておくのも効果的です。「平日の夜、食事の後に、リビングの机で」。そうした決まりを作っておくと、毎回「やるかどうか」を考えずに、作業に入りやすくなります。

もう一つ、目標は誰かに話しておくのもよいでしょう。家族や、同じように副業に取り組む友人に「今月はこれをやる」と伝えておくと、ほどよい緊張感が生まれます。ただし、周りの期待が負担になるようなら、無理に宣言する必要はありません。

記録が、続ける力になる

続けるための工夫として、私がいちばん効果を感じたのは、記録をつけることです。

カレンダーに、作業をした日に印をつけるだけでも構いません。印が並んでいくのを見ると、続けてきたことが目に見える形で分かります。また、作業の内容や、気づいたことを一行だけメモしておくと、後から振り返ったとき、自分がどれだけ成長したかが分かります。

月に一度は、記録を見返す時間を作りましょう。行動の目標は守れたか。守れなかったなら、何が原因だったか。目標が大きすぎたのか、時間の確保の仕方が合っていなかったのか。原因が分かれば、次の月の目標を調整できます。

うまくいかなかった月を責める必要はありません。調整して、また次の月を始めればいいのです。

比べる相手は、他人ではなく過去の自分

SNSを見ると、副業で成果を出している人の話がたくさん流れてきます。「始めて3か月で〇万円」「会社を辞めて独立しました」。そうした話を見ると、自分の歩みが遅く感じられて、焦ることがあるかもしれません。

けれど、SNSで見えるのは、その人の一部分だけです。成果の裏にある時間や、うまくいかなかった経験、そもそもの条件の違いは、見えないことがほとんどです。中には、誇張された話や、高額な教材への勧誘につなげるための話もあります。

比べるなら、他人ではなく、過去の自分と比べましょう。3か月前の自分より、作業の時間が短くなった。半年前には書けなかった文章が書けるようになった。そうした小さな変化に目を向けることが、続ける力になります。

やめる判断も、前向きな選択の一つ

目標を立てて続けることは大切です。けれど、続けることだけが正解ではありません。本業の状況が変わった、家族の事情が変わった、やってみたら自分には合わなかった。そうしたときに、副業を休む、あるいはやめるのも、立派な判断です。

大切なのは、なんとなく続ける、なんとなくやめる、ではなく、自分で考えて選ぶことです。立てた目標と、記録してきた行動を見ながら、続けるのか、形を変えるのか、休むのかを決める。その判断を繰り返すことが、副業に限らず、自分の人生を自分で選んでいく練習にもなるのだと、私は思います。

次に開くなら

入口がまだぼやけているときは、診断か順番からで十分です。上限や止め時なら停止判断・記録、ツールと用語集も横に置いてあります。

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