ショート動画で副業の集客をする投稿設計|1本を3場面で作り、週末に撮りだめる

最初の1秒で指が止まらなければ、次の動画に流れていく。ショート動画は、そういう場所です。TikTokやYouTubeショート、Instagramのリールで集客を考えるなら、まずこの厳しさを受け入れるところから始まります。

とはいえ、会社員が毎日のように凝った動画を作るのは現実的ではありません。この記事では、ショート動画で副業の集客を考えるときの「1本の設計」と、本業と両立しながら続けるための仕組みを紹介します。どれだけ再生されるか、フォロワーが増えるかは、表示の仕組みや時期にも左右されるため、約束できるものではありません。

1本を「3つの場面」で設計する

15秒から60秒ほどの動画でも、構成を決めてから撮ると、迷いが減ります。おすすめは、次の3つの場面に分ける方法です。

  1. 最初の1〜2秒:見る人の悩みや結論を、画面の文字で示す(例:「Excelの日付、1秒で入力」)
  2. 中盤:やり方を一つだけ見せる(画面録画や手元の撮影)
  3. 最後の数秒:もう一度結論を示し、プロフィールや次の動画への案内を添える

ポイントは、一本に詰め込むのは「一つのこと」だけ、という点です。3つのコツを紹介したくなったら、3本の動画に分けます。そのほうが、見る人にとっても分かりやすく、作る側にとっても一本あたりの負担が軽くなります。

冒頭の文字は、見る人が自分ごとだと感じる言葉を選びます。「便利なExcel技」より「月末の集計が5分早くなるExcel技」のほうが、誰に向けた動画かがはっきりします。ただし、自分で確かめていない効果を書くのは避けましょう。

ショート動画は、音を出さずに見られることも少なくないため、字幕や画面上の文字は必須と考えておきましょう。話す内容をそのまま字幕にするより、要点だけを短く載せるほうが読みやすくなります。

続けるための「撮りだめ」と「型」

ショート動画は、ある程度の本数を続けて出すことで、どんな内容が見られやすいかが分かってきます。とはいえ、毎日撮影するのは負担が大きいので、週末にまとめて撮る「撮りだめ」をおすすめします。

たとえば、土曜の午前2時間で5本を撮影し、日曜に1時間で編集して、平日に1本ずつ予約投稿する。このペースなら、平日の負担はほとんどありません。予約投稿ができるかどうかや、その方法は、使うサービスの公式ヘルプで確認してください。撮りだめをしておけば、本業が忙しい週にも投稿が途切れません。

撮影と編集を楽にするには、「型」を決めておくことが効果的です。冒頭の文字の位置と大きさ、背景の色、最後の案内の文言。毎回同じにしておけば、編集の時間が短くなるだけでなく、見る人にとっても「この人の動画だ」と分かる目印になります。

ネタは、平日の仕事中や通勤中に気づいたことをスマホにメモしておき、週末にその中から5本分を選ぶ形にすると、撮影当日に迷いません。

集客につなげる導線を、無理なく置く

副業の集客が目的なら、動画を見た人が次にどこへ行けばよいかを決めておく必要があります。プロフィールに、ブログや販売ページ、問い合わせ先などへの案内を一つだけ置きます。いくつも並べると、かえって迷わせてしまいます。

ただし、毎回の動画で宣伝をするのは逆効果になりがちです。10本のうち9本は、それだけで役に立つ内容にし、1本程度で自分の商品やサービスを紹介する。このくらいの割合を目安にすると、宣伝ばかりという印象を避けやすくなります。商品を紹介する場合は、広告であることや自分の商品であることを明示し、効果を断定するような表現は避けましょう。

ショート動画からの集客は、すぐに結果が出るとは限りません。プロフィールへの訪問やリンクのクリックがどの程度あるかは、各サービスの分析機能で確認できる場合があります。週に一度、数字をメモする程度で十分です。毎日見ても、変化はほとんど読み取れません。

会社員が気をつけたいこと

短い動画は気軽に撮れる反面、映り込みのリスクがあります。自宅で撮影するなら、窓の外の景色、郵便物、カレンダーの書き込みなど、住所や生活が分かるものが映っていないかを、投稿前に必ず確認しましょう。会社の制服や社員証、オフィスの様子が映るのは厳禁です。

流行の音源を使う場合は、サービス内で使用が認められている範囲で使います。他人の動画を加工して投稿するのは、権利の侵害につながるおそれがあります。就業規則でSNSでの発信や副業がどう扱われているかも、始める前に確かめておいてください。

ショート動画は、短いからこそ、作り手の工夫がはっきり表れます。一本で結果を求めず、型を決めて淡々と続けながら、見られた動画と見られなかった動画の違いを一つずつ確かめていく。冒頭の文字を変えた、長さを短くした、といった小さな変化と結果をメモしておくと、自分なりの型が少しずつ磨かれていきます。その地道な積み重ねが、集客の土台になっていきます。

次に開くなら

入口がまだぼやけているときは、診断か順番からで十分です。上限や止め時なら停止判断・記録、ツールと用語集も横に置いてあります。

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